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杉並区で防水工事に使える助成金・補助金はある?利用できる制度や申請方法を詳しく解説

2026/07/09 23:57

東京都杉並区で防水工事を検討している方の中には、「助成金や補助金を利用して工事費用を抑えたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

ベランダ防水や屋上防水、外壁防水などの防水工事は、住宅を雨水から守り、建物の寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。しかし、工法や施工面積によっては数十万円から100万円以上の費用がかかることもあります。

結論から言うと、杉並区ではベランダ防水や屋上防水などの防水工事単体を対象とした助成制度は現在実施されていません。

一方で、住宅の省エネルギー化や耐震化を目的とした工事では利用できる制度があり、防水工事を同時に行うことで工事全体の費用を抑えられる可能性があります。

この記事では、杉並区で利用できる助成制度や、防水工事との関係について詳しく解説します。


杉並区で防水工事に助成金・補助金はある?

現在、杉並区では次のような工事のみを対象とした助成制度は実施されていません。

  • ベランダ防水工事
  • バルコニー防水工事
  • 屋上防水工事
  • 外壁防水工事
  • シーリング(コーキング)工事
  • 雨漏り修理
  • 防水層の更新工事

これらは住宅の維持管理や経年劣化への対応として行う工事であるため、区の助成制度の対象外となっています。

ただし、防水工事を省エネ改修や耐震改修などの対象工事と同時に実施する場合は、補助制度を活用できる可能性があります。


利用できる可能性がある助成制度

エコ住宅促進助成

杉並区では、住宅の省エネルギー化や脱炭素化を推進するため、「エコ住宅促進助成」を実施しています。

対象となる工事

対象となる工事には次のようなものがあります。

  • 高断熱窓への交換
  • 高断熱ドアの設置
  • 高日射反射率塗装(遮熱塗装)
  • 太陽光発電システムの設置
  • 蓄電池の設置
  • 家庭用燃料電池(エネファーム)の設置
  • 高効率給湯器の設置

補助内容

助成額は設備や工事内容ごとに異なります。

年度によって対象設備や補助金額が変更されるため、最新の募集要項を確認しましょう。

防水工事との関係

防水工事単体は補助対象ではありません。

しかし、

  • 屋上防水工事と遮熱塗装
  • 屋根防水工事と断熱改修
  • 外壁改修と高日射反射率塗装

などを同時に施工する場合は、対象工事について助成を受けられる可能性があります。


木造住宅耐震改修助成制度

杉並区では、昭和56年5月以前に建築された木造住宅などを対象に耐震改修への助成制度を実施しています。

対象となる工事

  • 耐震診断
  • 耐震設計
  • 耐震改修
  • 建替え
  • 除却

防水工事との関係

耐震改修では、

  • 屋根改修
  • 外壁補修
  • 防水工事

を同時に行うことが多くあります。

防水工事そのものが補助対象になるわけではありませんが、足場を共有できるため、工事費用を抑えやすくなります。


マンション管理・長寿命化支援制度

杉並区では、分譲マンションの適切な維持管理や長寿命化を支援する取り組みを行っています。

対象となる工事

  • 大規模修繕工事
  • 外壁改修
  • 屋上改修
  • 共用部分の修繕

防水工事との関係

屋上防水や共用廊下の防水工事は、大規模修繕工事の一部として施工されることが一般的です。

マンションによっては東京都や関係機関の支援制度を活用できる場合もあります。


助成制度を利用する際の注意点

工事着工前に申請する

ほとんどの助成制度では、工事開始前の申請が必要です。

契約や着工後に申請しても対象外となることが多いため、見積もりを取得した段階で制度を確認しましょう。


予算上限・受付期間に注意する

助成制度は年度ごとの予算で実施されています。

申請件数が予算上限に達した場合は、受付期間内であっても終了することがあります。

工事を予定している場合は早めの申請がおすすめです。


対象工事・対象者を確認する

制度ごとに、

  • 杉並区内の住宅であること
  • 自ら居住していること
  • 税金を滞納していないこと
  • 対象設備を設置すること

などの条件があります。

申請前に必ず最新の募集要項を確認しましょう。


防水工事の費用を抑えるポイント

相見積もりを取る

防水工事は施工会社によって、

  • 使用する防水材
  • 工法
  • 保証期間
  • 工事価格

が大きく異なります。

最低でも2〜3社から見積もりを取得し、施工内容まで比較することが重要です。


外壁塗装や屋根工事と同時に施工する

防水工事では足場を設置することが多いため、

  • 外壁塗装
  • 屋根塗装
  • シーリング工事

などを同時に施工することで、足場費用を一度で済ませることができます。

結果として工事全体の費用を抑えられるケースがあります。


火災保険が利用できるか確認する

自然災害によって防水層が破損した場合は、火災保険が適用される可能性があります。

対象となる主なケース

  • 台風
  • 強風
  • 雹(ひょう)
  • 飛来物による損傷

一方で、

  • 経年劣化
  • 防水層の寿命
  • 定期メンテナンス

による工事は火災保険の対象外です。


よくある質問

Q. 杉並区ではベランダ防水だけでも助成金は利用できますか?

いいえ。

現在のところ、ベランダ防水工事単体を対象とした助成制度はありません。


Q. 屋上防水工事は補助対象になりますか?

屋上防水のみでは補助対象外です。

ただし、省エネ改修や耐震改修などの対象工事と同時に施工する場合は、利用できる制度があります。


Q. 雨漏り修理は助成対象になりますか?

通常の雨漏り修理や防水補修は助成対象外です。

住宅性能向上工事などに伴う工事であれば、利用できる制度がある場合があります。


Q. 火災保険は利用できますか?

台風や強風など自然災害による被害であれば、火災保険が適用される可能性があります。

経年劣化による防水工事は対象外です。


まとめ

杉並区では、防水工事単体を対象とした助成金や補助金は現在実施されていません。

しかし、

  • エコ住宅促進助成
  • 木造住宅耐震改修助成制度
  • マンション管理・長寿命化支援制度

などを活用できる可能性があります。

また、防水工事を屋根改修や外壁塗装、省エネ改修と同時に実施することで、足場費用を節約しながら住宅全体の性能向上を図ることも可能です。

工事を依頼する際は、複数の施工会社から見積もりを取得し、利用できる助成制度や火災保険の適用についても確認しながら、費用と施工内容を比較検討することをおすすめします。

※助成制度の内容や補助額、募集期間、対象条件は年度によって変更される場合があります。工事を計画する際は、必ず杉並区公式ホームページで最新情報をご確認ください。

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この記事の執筆者
永田 修

永田 修

住宅メンテナンス・リフォーム分野を中心に情報発信を行うWeb編集者。

防水工事、外壁塗装、雨漏り対策、住宅リフォームに関する情報を収集・分析し、一般の方にも分かりやすい形で解説記事を執筆している。

当サイトでは、防水工事の基礎知識、費用相場、業者選びのポイント、悪質業者への対策などを中心に担当。

利用者が適切な判断を行えるよう、公的機関の情報や業界資料、事業者が公開する情報を参考にしながら、中立的な立場で記事制作を行っている。

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